Painting
20年目の自画像
節目の年に制作した記念碑的な作品。今まで触れてきたものや影響を受けたもの、こと、人をモチーフの中心に自画像を描きました。
これからどこの道へ行くのか、お先真っ白な自分自身への応援画でもあります。どこに何が描かれているか、この人はどんな目をしてどんなことを考えているでしょうか?
森の生命(いのち)
2022年の春から夏にかけて制作した作品です。この作品には多くのモチーフが隠れています。主役となるのはプラチナコガネという昆虫とその昆虫が生息する雲霧林です。しかしそれでだけでは面白くない、「芸術」の意味がないと思いありとあらゆるイメージを入れました。この作品は自然礼賛、そして戦争への対しての強烈なアンチが込められています。加えて、作品制作中に北海道・知床へフィールドワークを行った中で北自然に感動しました。したがって作中にはその北海道のモチーフも複数存在します。モチーフのほぼ全ては隠し絵になっていて、見つけるのはなかなか難しいです。
「見えないけれど、確かにある。」
あなたはこの森に何を見ますか?
ポートレート
コロナ禍中は、マスクが必須の生活でした。日々の生活の中で写る人々の姿や写真に写った自分はマスクによって顔の半分を覆われている。口元の表情はわからない。そんな時代的な肖像を作品に表現しました。
当時あなたはどんなマスクをつけていましたか?
瞑想者
伊豆半島のある洞窟をモチーフにした作品。作品の背景には散文詩が連なり、重なり続けている。言葉が分散する空間において、曖昧な肖像が浮かび上がってくる。それは果たして人なのか、瞑想者なのか、もしくは見ている鑑賞者本人なのか?
瞑想者は何を考えているのでしょうか?
円相
禅の書である円相を自分で解釈して表現した作品です。円相と書いて、「えんそう」と読みます。宇宙や真理を表していると言われていますが、解釈は見る人によって様々。捉え方は自由なのです。私の中に浮かんでいる、中空する円。そのイメージと「常に移り続ける」という意味を込め、描いた当時の瞬間的なドラマを含めながら描きました。元々は違う色味の作品でしたか、加筆し現在の姿になりました。今度見る頃はまた違った形になっているかも知れません。あなたはこの「円」が何に見えますか?