Profile
インドネシアのバリ島で生まれ育ち、自然と文化が息づく環境の中で幼い頃から色彩や表現に魅了されてきました。
その後、日本大学芸術学部デザイン学科に進学し、本格的にアートを学びながら、自分の感覚や思いを作品として形にしていくことを続けています。
「自分が生きた証を絵に刻みたい」という気持ちを原点に、私の作品は生まれました。
色合いが持つ力、そこから広がるストーリー、そして“人生”という大きなテーマを軸に描き続けています。
現在はフリーランスとして活動し、さまざまなご縁をいただきながら表現の場を広げています。
アーティストの方々とのコラボレーションを通して学びを得たり、ギャラリーに関わるお仕事に携わることで作品と人との新たな出会いに立ち会ったり、また空間プロデュースや展示の構成に関わる中で、アートが持つ可能性や役割を改めて感じる機会をいただいています。
どの活動においても、中心にあるのは「作品を通じて人と人がつながる瞬間を大切にしたい」という想いです。
大きなことを成し遂げるというよりも、一つひとつの出会いや経験を糧にしながら、自分にできる表現の形を模索し続けています。
Goods
Portfolio
”Women's voice" Part 1
「Women’s voice」は直訳すると、「女性の声」です。
この作品は、私自身の視点から見た女性の思考や偏見を、ポップな表現で描いたものです。
女性であるという理由だけで、行動や装いが無意識に誰かの視線に縛られてしまう。
そんな空気を、私は壊したいと思っています。
本来、女性も男性を気にせず
煌びやかな場所に身を置き、
身体のラインを堂々と見せるタイトな服を纏い、
ピンヒールを鳴らし、
好きなワインを優雅に味わうことができるはず。
“自分の好き”に正直でいることが、
“誰かの目を気にしなければならない”という条件付きであってはならない。
私はその偏見と静かに、しかし強く闘うために
この作品を制作しました。
”Women's voice" Part 2
外側がどれほど華やかでも、
そのきらめきは決して「軽さ」ではなく、
戦い抜いてきた証としてまとっていることがある。
派手な服を着て、強く見せて、
夜の街を颯爽と歩く女性ほど、
裏側では誰より真剣に仕事に向き合い、
傷つき、擦り切れ、
何度も立ち上がりながら生きている。
そしてその強さは、常に鋼のようなものではない。
ふとした瞬間、
甘いものを口いっぱいにほおばって心を癒したり、
何もせず部屋でだらだらと過ごしたり、
誰にも見せない幼さや柔らかさを大切にしている。
その姿は、“女性”という枠の中で
男性が想像する「こうであってほしい」という像では捉えきれない、
もっと多面的で、もっと自由で、もっと人間らしい。
私は、そんな目に見えない揺らぎや、
装いの奥に潜む強さと脆さの共存をイメージしながら、この作品を描きました。
これは「派手に生きる女性」への偏見を壊すだけでなく、
光と影、強さと弱さを同時に抱えて生きる
すべての人への讃歌でもあります。
”Women's voice" Part 3
「煙を纏う男性は“渋さ”として称賛され、
同じ煙を纏う女性には眉をひそめられる。
同じ行為でも、そこに宿る視線はこんなにも不均等だ。」
「豪快に食べる男性は“頼もしさ”になり、
それ以上に食べる女性は“だらしなさ”と映る。
食欲さえも、性別で許される範囲が決められている。」
ほんの少しの仕草、ほんの一口、ほんの一呼吸。
それだけで「こうあるべき」の枠を押し付けられる私たちは、
いつの間にか“自分らしさ”さえも
誰かの視線を通して選ばされているのかもしれない。
でも本当は、煙を纏う姿にも、
大口で笑いながら食べる瞬間にも、
生きる力や色気やユーモアが宿っている。
だから私は、その「ズレ」や「不公平さ」を
重く語るのではなく、あえてポップに描くことにした。
皮肉とユーモアをスパイスにして、
社会の“当たり前”にカラフルな違和感を投げ込む。
この作品は、偏見への挑戦であると同時に、
もっと自由に、もっと大胆に、
「好き」を選び取るための小さな解放宣言でもある。
”Women's voice" Part 4
ハンドルの握り方で“女らしさ”を測られ、
財布の厚みに“分をわきまえろ”と暗黙に線を引かれる。
本当は知っているのに、「知らないふり」をすることが賢さや可愛げとして評価される世界。
力があっても、それを見せないことが礼儀とされ、
遠慮や控えめが「美徳」という名で押しつけられる。
では、一体誰の視線がそうさせているのだろう。
その“正しさ”は、誰によって作られたルールなのだろう。
「細い」が可愛いって、誰が決めた?
「女はこうあるべき」って、いつ刷り込まれた?
コンプレックスなんて、本当は“洗脳”に近い。
本来の自分よりも、
“そう見える自分”を優先して生きることに慣れすぎて、
いつの間にか“自分の感覚”を置き去りにしてしまう。
私は、その違和感を可視化したくて、
この作品を描いた。
偏見を憎むのではなく、
ユーモアと色彩を武器にして、
「おかしいよね」と笑い飛ばせる強さをキャンバスに刻む。
これは、押しつけられた価値観から自分を取り戻すための作品の一つでもある。
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干支-ネズミ
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干支-牛
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干支-虎
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干支-兎
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干支- 辰
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干支-蛇
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干支-馬
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干支-羊
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干支-猿
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干支-鳥
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干支-犬
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干支-猪
contents
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